どうも、コトアンです。気が付けば前回の 2018年活動記録 から1年。あっという間です。プロフ絵が変わり、名前も「ことあん」から「コトアン」に変わりました。(その理由は、ひらがな表記だと検索した時に「そんなことあんのか!」というワードが引っかかってしまうから笑)
前回の活動記録を書いた時は「活動を時系列順に整理する」という作業がとても大変だった記憶があるのですが、それからもう1年経ったなんて信じられない…。今年は何をしたのか、再び月毎に掘り起こします。
■1月:「狐につき」が「妖狐日記」に戻る(1月の投稿一覧)

初のシリーズ更新作品「妖狐日記」。最初は「妖狐日記」表記だったのですが、同時に考えていた「狐につき」というタイトルをどうしても使いたくて、途中で作品タイトルを変えていました。そしてそこから「妖狐日記」へと戻したのがこのタイミングです。
つまり「妖狐日記」→「狐につき」→「妖狐日記」という流れ。
↓元のロゴ
「狐につき」は「狐憑き」と掛けていて良いアイデアだと思っていたのですが、実際にそれで更新し続けてみると「妖怪系である事が伝わり辛い」「日常モノである事が伝わり辛い」事に気が付いたので、漢字で意味が伝わる「妖狐日記」の方が適切だろうと判断。
(ちなみに、キャラ設定やネタを考えていた頃は「狐につき」にする気満々だったので、その名残で自分の中での当作品の略称は今でも「きつねつ」になっています。)
今なら、「やたら長いタイトル」や「◯◯な△△の話」系のタイトルは、それだけで作品の内容を分かりやすく伝えようとする工夫だったのだと分かります。完結に済ませる美学を取るか、情報的な分かりやすさを取るか。
そもそも作品タイトルというのは基本的に一度付けたら変えられず、ずっとその名前で通さないといけない訳で、作品作りにおいて実は凄く重要な要素。作品の第一印象はタイトルで決まってしまうので。タイトルこそが、その作品の命運を決めると言っても過言ではない。
何かシリーズを描こうとした時、早く作品を書き始めたい気持ちがあっても、一旦冷静になってまずはタイトルをきちんと考えた方が良いのかもしれません。とはいえ、冷静になったところで良いタイトルが思い浮かぶとも限らないし、早く作品を描かないとネタが旬を逃したり、同じネタを他の人に先に使われてしまったり…なんて事にもなるので、本当に難しい。
タイトルが変わった以外は、1月は「妖狐日記」の単発ネタ更新をしたり、趣味のまま猫耳スク水イラストを描いたりと、いつも通りでした。表向きでは。
■1月:裏で二次創作LINEスタンプを作る
表向きはいつも通り妖狐日記の更新を続けながら、裏ではLINEスタンプを作っていました。
しかも二次創作。というのも当時、「東方Projectの二次創作LINEスタンプを作って良い」というキャンペーンが行われていまして。自分の好きなキャラクターでどうしても使いたいセリフがいくつかあったのと、キャラの知名度的に「自分で作らないと供給がほぼ無い」という状況だったので、1月はその制作に充てていました。何もかも手探り状態。それはそれは熾烈を極める作業でした…。でも、この作業がその後の創作に良い影響を与えたのは間違いない。
■2月:妖狐日記のやりたかったネタを更新する(2月の投稿一覧)

妖狐日記のネタは2016年から溜まり続けていて、まずはそれを消化する方針で進めました。
琴葉さんが初めて人間界で買い物へ行く、買い物回の始まり。
■3月:ニコニコ静画で「妖狐日記」の更新開始(3月の投稿一覧)

Pixivでの「妖狐日記」のシリーズ更新開始から1年を記念して、ニコニコ静画にも漫画を投稿し始めました。あのニコニコ静画です!数多の漫画が集う場所。その中に自分の作品がある。いよいよ本格始動、公式っぽい感じ(笑)がしてきました。自分のキャラクターを、ネット世界で公式作品っぽく存在させる計画の第一歩を踏み出しました。
…とはいえ、実はこれ個人でも普通に投稿できるんですよね。もちろん企業の宣伝やらプッシュやらは得られませんが(バズりもしないマイナー絵師ですし…)、それでも公式っぽい場所で自分の作品が見られるというのは、感無量です。
あとニコニコ静画(漫画)に投稿していくつか気付きを得ました
・コメント機能によって読者からフィードバックが得られる
・コメントを読む限り、実は読者は想像を遥かに超える鋭さで作者の意図を汲み取ってくれる
・累計で閲覧数やお気に入り数が増えてくのでモチベーション維持に良い
・現実世界で「自分漫画更新してるんだ〜」と、ニコニコ静画を見せて簡単に伝えられる
など。色々とメリットがありました。
一方で、更新作業の手間が増えて負担になるというデメリットもあります。あと更新が遅くなると「読者を待たせてしまって申し訳ない…」という罪悪感やプレッシャーに押しつぶされそうになったり。
それと実は、PixivやTwitterに誘導しようとリンクを貼ったところで、多くのユーザーはわざわざWebサービス間を移動してくれません。たったワンクリック(タップ)と言えども面倒ですし、「話題になっていないもの」に時間を割くというリスクは負えないのです。凄く熱いマインドを持った人しか、より深い部分は見てくれないのです。
ニコニコ静画のお気に入り数が1000を超えたところで、Twitterのフォロワー数は50にも到達していません。考えれば当たり前ですが、ニコニコ静画で見てくれる人の多くは、ニコニコ静画でしか見てくれません。つまり、他の自分は認知してもらえないのです。だからどれだけ他の場所でイラストを描こうとも、ニコニコ静画の人達には、ニコニコ静画で投稿した分しか見てもらう事はできないのです。「サボってるんじゃないか」とか思われてしまう可能性もあるのです。
逆にPixivですと、作者の投稿作品全てを一覧で見られるので安心ですね(フォロワーの興味ないイラストも見せてしまうというデメリットはありますが)。そういうWebサービス毎の特性というか、長所と短所を上手く使いこなせるようになれたら、良いですね…。
■4月〜5月:妖狐日記の修行回(4月の投稿一覧/5月の投稿一覧)

描きたかったネタの一つ、琴葉さんが変化の術を強化しようと、指導を受ける話です。
反省点があるとすれば、同じストーリーを続けすぎて助長になってしまった事ですね。ストーリー形式で進めるとページ数が増えて作業負担も大きくなりますし、その割にはダレてきてしまい、しかもページ数が多ければ多いほどその反動で翌月は燃え尽きて描くエネルギーが減ってしまうという非効率さ。
ただ、やりたいネタはストーリー形式が多いので、もうしばらくは辛抱。(いつかは単発ネタ更新メインの割合を増やしたい)
■6月:単発ネタ更新(6月の投稿一覧)

という訳で、6月は単発ネタ更新をしてみるテスト。
ただ、7月はストーリー形式となる「プール回」をどうしてもやりたい都合上、その布石となる「弥狐ちゃんの洋服回」を入れて、再びストーリーパートの更新を始めてしまうのであった…。
■7月:妖狐日記のプール回(7月の投稿一覧)

プール回も更新しながら、最近一枚絵の更新が少ないと思ったので一枚絵も描くというハードスケジュール。でもここら辺で画力が上がり始めた感じがする。ビキニを描く勇気が無かったので、屋内プール用の水着という逃げ(笑)
あと、ここで狐灯庵キャラの「影狐ちゃん」のイラスト初登場。妖狐日記とはまた違う雰囲気で狐キャラが描けてとても楽しい。
来年はビキニの水着絵だったり、狐灯庵キャラのイラストもバリバリ描きたい。
■8月:妖狐日記のプール回その2(8月の投稿一覧)

またしても、ストーリーパートが月を跨いでの更新になってしまいました。労力的に月一更新が限界なので、ストーリーが途中で終わると読者を一ヶ月待たせる事になってしまいます。これは良くない。でもやりたいネタがそれだけ詰まっていたんだ。許してくれ〜!
本当はプール回を7月に終わらせて、8月は「花火大会」回をやる予定でした。でも上述の通り、プール回が月を跨いで続いてしまったので、とても「花火大会」を描ききる時間なんてない。という訳で、花火関係で一番やりたかった「たまやかぎやの掛け声の元ネタは狐像である」ネタだけ抽出して、単発ネタとして更新しました。
この回の花火作画はお気に入り。
8月はそれだけじゃない!
なんと、獣耳の描き方についてのコラム的な記事まで書いていました。
今から考えるとメチャクチャ濃密な月でした。それだけプール回や花火回はもう前々からやりたくて気合が入っていたとも言える。
■9月:単発ネタ更新(9月の投稿一覧)

先月あれだけエネルギーを消耗したら燃え尽きてしまうのは当然で…(笑)。それでもなんとか更新を続けた自分、偉いぞ!季節関係なく、いつでも使えるようにストックしていたネタをここで放出。
でもこの月に更新した「ダメにするクッション」「たまには甘えたい」というタイトルは、当時の自分の心境も現れている気がする…(笑)
■10月:ハロウィン回(10月の投稿一覧)

本当はハロウィンの仮装にかこつけて、「ゾ◯リ」とか「みこーん!と叫ぶ◯藻前」とか…危ないパロディネタをやろうと考えていたのですが、ギリギリのところで自重。でもキャラの格好にはその名残があります。
あとこの回は「コマ割りからキャラやセリフを飛び出させる」という概念が芽生えた、とても革新的な回でもあり。ここで一気に漫画の表現の幅が広がった感じがします。
■11月:単発ネタ…?妖狐日記LINEスタンプ作り(11月の投稿一覧)

実は裏で密かに始動していた「妖狐日記LINEスタンプ化計画」。
30枚以上の下書きが完成したので、できれば年内にリリースするべく、この月からLINEスタンプの本格制作に取り掛かりました。その影響で、漫画更新に使えるリソースはほぼ0。いざという時の為にストックしていたネタでさえ、「ネタを選出して単発でおさまるように絞り込んでコマ割りに振り分ける作業」の時間が必要なのでそれも叶わず、なんとかその場しのぎのネタとも言えないネタでお茶を濁したのでした…。
でも何故か、普段の投稿よりもニコニコ静画のお気に入り登録数の伸びが良かったという不思議(笑)
■12月:LINEスタンプ申請&クリスマスネタ(12月の投稿一覧)

遂に、「妖狐日記」かつ「初のオリキャラ」のLINEスタンプリリース!
長かった…ここに来るまで本当に長かった…。オリキャラの(特に妖狐日記の)「LINEスタンプ化」というのが、かねてからの目標であり、妖狐日記の目標であり、2019年の目標でもありました。やっと、初めて琴葉さんのイラストを描いてから3年掛けて実現させる事ができました。

まだまだ「妖狐日記」はやりたいネタが沢山あるので勿論これからも続けますが、これにて一区切りついたと言えます。この2〜3年、ひたすら妖狐日記を描き続けたのは、まずはここへ到達する為でもありました。
これで妖狐日記縛りから解放されて、他のキャラクターだったり、一枚絵の頻度を増やす事ができるようになります。しかも、妖狐日記で得たノウハウを引き継いで。
そういう訳で、コトアンのアイコンを新しく「ケモミミパーカー(ヘッドフォン)さん」に変えました。
これからは狐耳も描くし、メカ娘も、それ以外の色んなジャンルを描く…本当の自分を解放するんだという意思の表れです。あと、前より少しだけセクシーな雰囲気の絵も増えるかもしれません。といってもへそを出したりする程度のレベルですが(笑)
人体の魅力や、可愛さを追求した絵も描きたいものです。
もうビキニ水着から逃げない!w
これからは、「己の性癖を解放して真の変態になる!」。そのくらいのつもりで、より自由に表現をしたいと思います。
なので来年は「妖狐日記の漫画を更新する人」から少し印象が変わって来るとは思いますが、今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願いします。
それではまた、狐灯庵で会いましょう!